岡崎市初
平成22年『日本口腔インプラント学会専門医』
を取得しました
日本口腔インプラント学会は数ある学会の中で日本最大そして日本で最も信頼のおける学会です。
その専門医として多くの患者様の信頼に応えれるように、またその名に恥じないように、これからも日々努力し向上し続ける決意です。
今ではインプラント治療が一般的になり多くの患者さんがインプラント治療を受けられています。インプラントを末永く快適に使っていただくには毎日の歯磨きと定期検診(メインテナンス)が大切です。
当院では治療後のアフターケアもしっかりと行い、末永く快適に何でも食べれるようにサポートしていきます。
神谷ファミリー歯科 院長 神谷英道
もし、あなたの歯がダメになったら(抜けてしまったら)、あなたはどうしますか?
1番初めにダメになる(抜ける)歯として、最も多いのが、奥から2番目の歯、いわゆる「6才臼歯」と呼ばれる大臼歯です。この歯は名前の通り、6才の頃から生え始める1番最初の永久歯なので、他の永久歯よりも厳しい環境におかれ、最も虫歯になり易いのです。また、奥歯なので磨きづらく、咬みあわせによる強い力も受けるので、歯周病にもなり易くなってしまうのです。
そこでこの大臼歯が抜けた場合を例にとって考えてみましょう。
以下の4つの方法が考えられます。
1、抜けたまま放っておく
2、両隣の歯を削って、ブリッジを入れる
3、部分入れ歯を入れる
4、インプラントを入れる
『1本くらい歯が無くても、今まで通り食事も出来るし、それに奥歯だから見えないし平気だよ!』
本当に大丈夫ですか?
放置している間に、今まで咬み合っていた歯が、咬む相手を探して伸びてきたり、周囲の歯が歯周病や虫歯になりやすくなります。次は隣の歯が犠牲に・・・??
『ブリッジを入れたけど、違和感も無いし、美味しく食事が出来るよ。でもブリッジの歯の無いところの下に物がよく詰まって、気持ち悪いのがちょっと・・・』
ブリッジは固定式なので、取り外したり、装置を洗ったりする手間はかかりません。違和感が少ないのも利点です。
しかし両隣の歯がないと出来ないので、一番奥の歯がない場合は出来ません。そして両側の健康な歯を少なからず削らなくてはならないという欠点があるのです。
今まで3本の歯で負担してきたことを、今度は2本の歯で負担することになります。それだけ支えている歯には大きな負担がかかっているのです。
『両親も入れ歯だし、私も入れ歯になっても仕方ないよね。隣の歯を削るより良いでしょう?でもやっぱり違和感はあるわね。それに取り外すところを人に見られるのは嫌だわ・・・』
入れ歯は保険が適用されるので、安く短期間で手軽に作ることが出来ます。しかし様々な欠点があります。
入れ歯は人工の異物ですから、補う歯の本数が多くなる程、口の中に違和感が出てきます。
口の中の感覚は非常に繊細で、髪の毛1本でも、口の中に入っていると違和感を感じます。
また、部分入れ歯の場合、両サイドにバネのようなものをかけて、入れ歯を固定します。バネをかけられた歯は上下左右に揺さぶられ続けます。刺さった釘でも長い時間をかけて揺さぶられると抜けてしまうように、バネをかけられた歯も抜けてしまう事になるのです。
するとその分、部分入れ歯を大きくして、次の歯にバネをかけ・・・ということを繰り返し、着実に総入れ歯に近付いてしまうのです。
また、入れ歯は取り外し式なので、キレイにする為に毎日手入れをしなくてはなりません。
これが手間であるだけでなく、「他の人に見られると恥ずかしい」という事になります。更に咬む力が弱くなるため、固い物や粘りのある食べ物が食べづらくなります。
"大好きだった、たくあんやお煎餅をポリポリ、バリバリ食べたい"
"肉汁溢れる、分厚いステーキを自分の歯で噛み切れたら、どんなに嬉しいことか・・・"
歯がある時には当たり前だった事が、入れ歯になると出来なくなり、美味しい物を自分の歯で美味しく食べる事が、如何に素晴しい事か分かるのです。
『インプラントって手術するんでしょう?』
『インプラントって、痛そうで怖いよ〜』
『保険で出来ないから、治療費も高いよねぇ』
インプラントとは、抜けた歯の変わりに金属製(チタン)の人工の歯の根を、顎の中に直接埋め込んで、その上にかぶせものをする治療法です。
インプラントは、ブリッジや入れ歯にした場合の欠点が全くありません。
インプラントは自分の歯と同じように顎の骨で支えられている為、他の歯に負担をかけたり、違和感が出たりすることがありません。
更に咬んだ時の接触(咬み応え)が自分の歯に限りなく近い感覚になるのです。
痛みは抜歯をした時と同程度です。
確かに保険で作る事が出来る入れ歯やブリッジに比べれば高いです。しかし、他の歯に負担をかけずに、自分の歯に限りなく近い歯を取り戻せるとしたらどうですか?
美味しい物を美味しく食べられ、健康で毎日の生活が豊かに過ごせるなら・・・。
もしも指が1本なくなったら、どうしますか?
『指なんて、1本位なくても困らないから、別に良いよ』と思われるでしょうか?指にも「親指」「人差し指」というように、1本1本の指に役割があります。歯も全く同じ事が言えます。このように考えると、インプラントは本当に高いものであると言えるのでしょうか。
インプラントの欠点は、
●歯を抜く場合と同程度の手術が必要である事
●全身疾患(重度の糖尿病など)やインプラントを埋め込む場所(顎)の骨が少ない場合など、場合によっては治療できないこともある
以前は歯がない所に義歯とブリッジの治療をメインに行っていました。
様々なタイプの義歯やブリッジを学び、実践していましたがしかしその一方で、これらの方法の限界やトラブルも経験してきました。
やはり義歯やブリッジには限界があり咬み合わせが崩壊していくのを食い止めることが難しくこれらを確実に食い止められるのはインプラントしかありません。
このインプラントに使うチタンという金属は非常に身体や骨と良く馴染み、顎の骨としっかり結合します。その為良好な経過が得られるのです。
ただ、インプラントに多くの利点があるといっても、基本にあるのは「歯を失わないようにする為の予防歯科」であり、インプラントは予防歯科にとって、残念ながら失ってしまった歯を補う必要不可欠な治療のひとつとして捉えています。
インプラントについて、何か不安や疑問がありましたら、是非ご相談下さい。
あなたの人生がより豊かになる一歩となるかも知れません。
上顎インプラント5本+下顎8本施術 インプラント周囲炎を起こすことがあるため、普段の歯磨きとメンテナンスが大切です。